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お金のことを考えてみよう
自立を考える時、お金の使い方や考え方を学ぶということは、とても重要です。
誤解を恐れず端的に言うと、お金はたくさん使ったほうが学びが多いと考えます。
それは金額のこともありますが、主にお金を扱う機会のことを指します。自身が生み出せる価値の対価がどの程度なのかを知っておいたり、使ったらなくなる、なくなったら困るという経験をしておくことも大切です。
特にこれからは現金よりも、電子マネーや仮想通貨、QRコードを用いたキャッシュレス決済がより普及していきます。そうなるとお金の概念をしっかりと学ぶことが生活していくうえで、より必要なスキルとなります。
先ほどの決済方法はICTの知識とも繋がっている部分があり、私たちみかづきはコンピュータとの付き合い方やお金の概念についても学ぶ機会を持ちたいと考えています。
まだ、キャッシュレス決済への信頼が低く、利用した経験がない方も多くいるかと思います。しかし、増税後のキャッシュレス決済の還元率等を考慮すると、国は東京オリンピックでの外国人への対応も視野に入れつつ、できる限り早期に普及させたいとの意図が見えてきます。
遠ざけようと思っても、常に社会は変化していきます。そのような環境の中、扱えるかどうかの能力を身に付けるということより、早くから触れてみるというのは、今後の対処方法を考えるうえでも有効なのではないかと思います。
擬似的にそのような学びを得られる仕組み作りを検討しておりますので、もし面白いアイディアや事例等を知っておりましたら、ぜひ教えていただけると幸いです。
投稿日:2019年12月04日(水)
多くの事業所から学びを得て
昨日、かねてより見学できたらと考えていた、札幌チャレンジドにお邪魔してきました。
代表自ら丁寧に対応していただき、障がい者の就労や雇用を支えるこれまでの経験や工夫、挑戦を学ぶことができました。
世間的にコンピュータが普及しはじめたという頃から、障がい者の支援とICT教育を結びつけ、先駆的に活動されてきたNPO法人であり、常に革新性を持って挑戦するという姿勢に強い刺激を受けました。
札幌チャレンジドは札幌駅からのアクセスもよく、自身の力で通うということも大切にされているとのことでした。対して清田区は公共交通機関の利便性が良いとは言えず、必然的に移動は車を使用することが増え、放課後等デイサービスに通うにも送迎のニーズが多いです。送迎にかかる乗車時間が長くなれば、子どもたちにとって負担となり、さらには療育にかける時間を減らすことになります。
せっかくコンピュータに興味をもって、通所を決めてくれたのならば、できる限り時間を有効に使い、楽しい時間を過ごして一日を終えてもらいたい。住んでいる地域で挑戦する機会が減ることがないように、地域で支える一つの選択肢としてあり続けたい。そんな思いを持って、みかづきは誕生しました。
それぞれの事業所が持つ長所や強みは違うもの。そうであるならば、自身の事業所の強みを理解して最大限のパフォーマンスを発揮できるよう支援を行い、反対に苦手なところは思い切って他の連携が取れる事業所へ繋げる支援もあり方の一つなのかもしれないと思っています。
これからも多くの事業所の特徴や良い面を積極的に学び、絶えず成長を続ける組織でありたいと考えています。
投稿日:2019年12月03日(火)
本日、みかづき開設しました。
みなさまからお祝いの声やお花をたくさんいただきました。
これからは地域にどのように貢献していけるのかを模索しつつ、事業所とのしての力をつけていきたいと思います。みかづきの強みを活かし、多くの子どもたちの挑戦と成功体験の機会を支えていきます。どうぞよろしくお願いします。
投稿日:2019年12月02日(月)
送迎範囲についてのお知らせ
12月1日に札幌市からの事業指定を受け、12月2日より開設いたします。すでに見学や利用の申し込みを多数いただいており、送迎に関するご質問も多かったため、お知らせいたします。
放課後等デイサービス みかづきでは送迎を実施しており、範囲は清田区をはじめ、豊平区、白石区、厚別区、北広島市となっております。
可能な限り車に乗っている時間よりも療育にあてる時間を増やしたいと考えておりますため、先述した区域にお住いの方で、個別の送迎を想定しても車で片道30分以上を要する場合には、事前にお問い合わせいただけると幸いです。
なるべくご希望に添えるよう配車調整をいたしますので、不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
みなさまからのご連絡をお待ちしております。
投稿日:2019年12月01日(日)
「みかづき」に込められた想い
放課後等デイサービス みかづきのロゴや入口を可愛くもかっこ良くデザインしてくれたのは、旭川市に住む、「むらかわえみこ」氏です。Illustratorというソフトを使用してデータを提供していただきました。
このように、パソコンを使用して表現する方法はたくさんあり、絵を描くことや音を作ること、動画を作成して感動を呼んだりと、好きなことや感性を仕事にしていける可能性があります。そのような世界では性別の違いや空気を読むことよりも、いかに価値を生み出しているかが評価されます。
私たちが関わるお子さんの中には、特徴のある世界観や感性を持っている場合も多くあります。ただし、世間的には「普通」であることが望まれ、それに近づけるように努力する姿が見られることが多いように感じています。
発達障がいはよく凸凹(でこぼこ)として表現されますが、平均とされる中央線に近づけるように支援すると、苦手なことを底上げできるかもしれませんが、同時に突出された強みも平均に近づけてしまうリスクもあります。
そこで、みかづきが理想とする支援のあり方は、得意とすることや強みとしていける特性をできる限り伸ばしていくことです。得意なことが自信になり、それは自身を認めることに繋がります。自尊感情が育まれれば、承認欲求も強まるでしょう。すると、必然的にコミュニケーションが必要となったり、苦手なことも少しだけ頑張らなければいけない局面が訪れます。ソーシャルスキルを底上げするには、繰り返し行うSSTも良いですが、自分で苦手なこととどのように付き合ったり、折り合いをつけていくかという、自発的な行動を促す動機付けが何よりも大切だと考えます。
様々な困難を抱え、苦労している当事者や保護者の方には、きれいごとのように聞こえる部分があるかもしれません。しかし、寄り添おうとする支援者が「そんなこと無理でしょ」と言って可能性を狭めてしまうことは簡単です。まんまるじゃなくても、不器用でもそれぞれの輝き方をともに探していくという決意が「みかづき」という名前に込められています。
お子さんがどのような表情で過ごしてくれそうか、一度足を運んでみませんか?
お会いできることを楽しみにしています。
投稿日:2019年11月30日(土)